御手洗
御手洗は江戸時代、参勤交代の諸大名が立ち寄る潮待ち港として栄えたところ。当時は広島藩公認の遊郭が4軒もあり、歓楽街としても有名でした。最盛期には100人以上の遊女を抱えていたと言われる「若胡子屋跡」には、屋久杉を使った離れ座敷が現存しており、往時の隆盛ぶりがうかがえます。細い路地に一歩入れば、江戸時代から昭和までの懐かしい建築物に次々と出会える御手洗地区。
現地では、町のことを知り尽くしたボランティアガイドが観光案内をしてくれるほか、船大工のおじさんが、おちょろ船の模型をつくる傍ら昔話を語ってくれます。 |