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建具とは何か?

建具とは、「窓・出入り口・間仕切りなどに取り付ける戸・襖・障子などの総称。

窓出入り口などの外気に面するものは、風・雨・熱・音などを遮断する性能が必要で、窓に用いるものは、採光のためにガラス入りのものが多い。

間仕切りや部屋と廊下の間に用いるものは、音の遮断を要求される場合がある。

建具の開閉方法には、横引き・縦引き(上げ下げ窓など)・横開き(片開きと両開きがある)・縦開き(回転・突出しなど)のほか、間仕切りには折りたたみ式(アコーディオンドアなど)がある。

建具の材料には、木材のほか、鉄、アルミニウム、プラスティックが用いられ、特に鉄やアルミニウム製のものは建具と枠を一緒にして、いわゆる金属サッシとして標準化された寸法のものが市販されている。」ものです。

建具

構造による分類

木製の建具はその構造(制作方法)から「ムク建具」と「フラッシュ建具」に大別することができます。

ムク建具

木材を加工して縦や横の様々な部材を作り、それらの部材を釘などを一切使用しないで組み立てた建具で、框戸(かまち戸)とも呼ばれます。

基本となる加工には、「穴ホゾ」と「組手(くで)」の2種類がありますが、その奥義は非常に深く、まさに「技能の世界」というべき多種多様な加工技術が存在します。

基本構造は至ってシンプルですが、部材の寸法や形状などによって、丈夫なものから繊細なものまで無限大の可能性を秘めた建具です。

フラッシュ建具

角棒のような木材を使用した骨組みに、合板(ベニヤ板)を貼った構造の建具。

貼りものというと安っぽいイメージを抱く方もいらっしゃると思いますが、今日のフラッシュ建具は技術・デザイン共にも大変な発達を遂げ、一般的な住宅をはじめすべての建具の中で最も使用頻度が高いものになっています。

実際どう見ても、ムク建具にしか見えないものや、ムク建具では絶対にできない独創的なデザインのドアなど非常に自由度の高い建具です。


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